【6月7日 AFP】米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)は6日、米ニューヨークでヘリコプターを使った移動サービスを7月に開始すると発表した。ケネディ空港(John F. Kennedy International Airport)とロウアーマンハッタン(Lower Manhattan)を約8分で結ぶという。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の報道を、ウーバーのダラ・コスロシャヒ(Dara Khosrowshahi)最高経営責任者(CEO)が認め、「2地点間の多様な旅の計画と予約=JFKへのストレスのない送迎」とのコメントを添えてツイッター(Twitter)で記事を共有した。

 ウーバーによると、サービス開始は7月9日を予定。価格は変動制で、市内と空港内の地上移動も入れて200~225ドル(約2万1700~2万4400円)を見込んでいる。

 垂直離着陸(VTOL)が可能な空飛ぶ車の開発と、これを利用した都市部での短距離輸送ネットワークの導入を目指すプロジェクト「ウーバー・エレベート(Uber Elevate)」の責任者エリック・アリソン(Eric Allison)氏は、新サービスを通じてデータを収集し、今後数年以内の「空飛ぶ車」の本格展開につなげたい考えを示した。

 ウーバーは既に、空のライドシェア事業を2023年までに実現し、米国をはじめ複数の国で都市圏内や都市と郊外を結ぶ計画を明らかにしている。(c)AFP