■「雨で10日も順延になるかも」

 フェデラーが7日の試合で勝機を見いだすためには、ブレークチャンスでのポイント獲得率を改善しなければならない。今大会のフェデラーの同率は36パーセントで、対するナダルは57パーセントとなっている。また、4日に行われたスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)との準々決勝では、フェデラーは18個のブレークポイントを握りながら、相手のサーブを破ったのはわずか2回だった。

 歴代最多の四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、7日の試合は予想通りの結末にはならないと強調している。すべてハードコートではあるものの、直近の対戦ではナダルに5連勝している37歳は、「他の選手を相手にするときと同様に、常にチャンスはある。そうでなければ、会場には誰も観戦に来なくなってしまう。結果があらかじめ分かっているんだったらね」と話す。

「ラファと対戦するすべての選手がそうやって信じるんだ。みんなタフな試合になることを知っているが、どうなるかなんて分からない。彼が問題を抱えているかもしれないし、体調を崩しているかもしれない。誰にも分からない」「自分が絶好調で、彼が何らかの理由で苦しむかもしれない。ものすごい風や雨が続き、試合が10日も順延になるかもしれない。とにかく何が起こるか分からない。だからこそ、自分をそうした立場に置いて考えねばならない」

 ウィンブルドンに集中するため過去2年はクレーコートシーズンを全休していたフェデラーだが、先月行われた前哨戦のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)とイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2019)では8強入りを果たした。そして今大会でも好調を維持しており、ナダルと同じく失セット1で準決勝にたどり着いた。

「ラファとプレーできることがうれしい。クレーで何かを成し遂げたければ、必ずどこかでラファの壁を乗り越えなければならないのだから」 (c)AFP/Dave JAMES