【6月6日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に性的暴行を受けたとして、米国で訴訟を起こしていた女性の担当弁護士は5日、訴えは取り下げていないと報道を否定した。今回の件をめぐっては米ブルームバーグ(Bloomberg)が同日、女性側が訴えを取り下げたと報じていた。

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 ブルームバーグはこの日、2009年に米ラスベガス(Las Vegas)のホテルでロナウドから性的暴行を受けたと主張しているキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さん(35)側が、5月にネバダ州裁判所への訴えを取り下げたと報じた。

 これについてマヨーガさんの担当弁護士は「訴えは取り下げられていない」と否定し、「州裁判所への訴えはわれわれが取り下げた。外国人事件の裁判権を持つ連邦裁判所に訴えたからだ」「基本的には場所を変えただけで内容は変わらない」と説明した。

 これまでにバロンドール(Ballon d'Or)を通算5度受賞しているポルトガル代表のロナウドは、自身に向けられた疑惑を強く否定している。

 マヨーガさんは昨年、この出来事があった直後にロナウドと示談金の支払いで合意していたと明かしたが、当時は精神的なトラウマを抱えていて調停に臨める状態ではなかったと主張した。マヨーガさんの訴えを受け、ラスベガス警察はこの件に関する捜査を再開している。(c)AFP