【1月11日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)でプレーするスター選手のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、2009年に米ネバダ州ラスベガスのホテルで出会った女性に性的暴行を加えたとされる疑惑の捜査で、ラスベガス警察が同選手にDNAサンプルの提供を求めていることが判明した。

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 ロナウドの代理人を務めるピーター・クリスティアンセン(Peter Christiansen)氏は10日、AFPの取材に対してコメント文を発表し、イタリア当局に送られた令状の重要性について、通常の手続きにすぎないと説明した。

「ロナウド氏がきょうまで一貫して主張しているように、2009年にラスベガスで起きたことは完全に合意の上での出来事である。従って、DNAサンプルの提出を求められたことには驚いておらず、警察が捜査の一環でこうした要請をしてくるのは通常のことである」

 元モデルのキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さん(34)は昨年、ロナウドがマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍する直前の2009年6月13日に、ラスベガスのホテルで同選手から性的暴行を受けたと告発。報道によると、マヨーガさんには口止め料として37万5000ドル(約4000万円)が支払われたという。

 33歳のロナウドは疑惑を強く否定しており、ユベントスからの支援も得ている。さらに弁護士は、マヨーガさんがサインした秘密保持契約書について「罪を告白するものでは断じてない」と述べていた。

 マヨーガさんの弁護士は、現時点でコメントを発表していない。(c)AFP