【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-2、6-7(8-10)6-2、6-7 (8-10)、7-5でブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を退け、前回王者のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が待つ準々決勝に駒を進めた。

 日没順延となった2日の時点でセットカウント2-1でリードしていた錦織は、最終セットにゲームカウント1-4と劣勢に立たされると、さらに3-5と追い詰められたが、そこからの猛反撃で約4時間に及ぶ激闘を制した。

 錦織は第4セットに2本のマッチポイントを握って勝利を目前にしたものの、2本目でダブルフォールトを犯すなどいずれのチャンスもふいにしてしまい、「きょうは、相手の勝ちが見えていた」「相手が5-3でサービングフォーザマッチを迎えたけど、とにかく立ち向かって1ポイントずつプレーしようと心掛けた」と振り返った。

 一方、世界ランク38位のペールは、四大大会(グランドスラム)でキャリア初のベスト8入りを目指していたが、ダブルフォールト15本とアンフォーストエラー79本が響いて目標には届かなかった。(c)AFP