【6月3日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は2日、女子シングルス4回戦が行われ、19歳のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)が6-2、6-0で大会第12シードのアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)に圧勝し、初の四大大会(グランドスラム)8強入りを果たした。

 世界ランキング38位のボンドロウソバは終始セバストワを圧倒し、わずか59分で勝利。敗れたセバストワは24本のアンフォーストエラーを犯した一方で、ウイナーの数はわずか7本にとどまった。

 昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)でも4回戦に進出し、全仏では4年前にジュニアのダブルスタイトルを手にしているボンドロウソバは「彼女(セバストワ)は素晴らしい選手だが、きょうは自分のベストのテニスができた。とてもうれしい」と語った。

 10代の選手として、アマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)とイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と共に大会2週目に勝ち残っているボンドロウソバは次戦、第31シードのペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)と対戦する。

 マルティッチは同日、カイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)に5-7、6-2、6-4で逆転勝ちし、こちらもグランドスラムで初の準々決勝へ駒を進めた。グランドスラムでは過去4度の4回戦で全敗していた28歳は「この瞬間をずっと待っていた」と喜んだ。(c)AFP