【6月1日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は5月31日、フロリダ州オーランド(Orlando)で6月18日に開く集会で再選を目指す2020年大統領選への立候補を正式表明すると明らかにした。フロリダ州は、2016年大統領選でトランプ氏の勝利に大きな影響を与えた。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)の投稿で、18日夜にオーランドにあるスポーツアリーナ、アムウェイ・センター(Amway Center)で開かれる集会にはメラニア(Melania Trump)夫人やマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領とカレン(Karen Pence)夫人も参加するとし、「この歴史的な集会に参加しよう!」と呼び掛けた。

 トランプ氏の選挙運動は、民主党からの弾劾要求が高まる中でスタートする。民主党の20人以上の大統領選立候補者の中からも、トランプ氏の弾劾を求める声は上がっている。

 72歳の大富豪であるトランプ氏にとって目下の最大のライバルは、民主党の最有力候補、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領(76)だ。上院議員を6期務めた後、バラク・オバマ(Barack Obama)前政権で副大統領を務めたバイデン氏は、世論調査の支持率でトランプ氏を上回った。

 トランプ氏はバイデン氏を激しく非難しており、「スリーピー(眠そうな)・ジョー」や「スリーピー・クリーピー(眠そうで薄気味悪い)・ジョー」などと呼んで、攻撃している。

 トランプ氏が立候補正式表明の場所にフロリダ州を選んだことには理由がある。同州は毎回大統領選の結果を左右し、伝統的に激戦州となっている。次の米大統領戦の投票日は2020年11月3日。(c)AFP/Jerome CARTILLIER