【5月29日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は28日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)はアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)に6-2、3-6、6-1で勝利し、2回戦へ駒を進めた。

 第2セットを落としたものの最終的には快勝を収めたハレプは試合後、大会連覇へ向けて「自信がある」と述べた。

「1回戦としては本当に調子が良かった。今は自信がある」「素晴らしい試合だった。第3セットで自分のプレーをどう改善して勝利するかを頭の中でしっかりと考える必要があった」

 ハレプは昨年の全仏で四大大会(グランドスラム)初制覇を果たした。それまではグランドスラムの決勝で3度敗れ、メジャーのトロフィーがないにもかかわらず世界ランキング1位になったことに対する疑問の声を黙らせた。

 ハレプは「去年の優勝から、今年はとても良くなっていると感じる」「以前とは別人だし、人としても成長した。これから手にするものはすべてボーナス」と話した。「ディフェンディングチャンピオンという立場は初めてだから、確かにこれまでとは違う緊張感があった」

 負傷により第6シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が大会を棄権したことで、ハレプは準決勝までトップ10の選手と対戦しないことになった。

 しかし、2007年に全仏オープンで3連覇を果たしたジュスティーヌ・エナン(Justine Henin)氏以来となる連続優勝を目指すハレプは、あまり先のことは考えないと主張した。

「次の試合に100パーセント集中しなければならない。もし勝ち上がれたら、3回戦のことを考える」「完全にフィットした状態で今大会に臨めているし、持っているすべての力をコート上で発揮できる。最高の状態だと思う。前向きな気持ちでいる」

 ハレプは2回戦で、マグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)と対戦する。(c)AFP/Jed Court