【5月28日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は27日、女子シングルス1回戦が行われ、フランス語で「母親、王者、女王、女神」と書かれたロゴ入りのケープを羽織って登場した大会第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は、ロシアのビタリア・ディアトチェンコ(Vitalia Diatchenko)に2-6、6-1、6-0で逆転勝ちを収め、2回戦に駒を進めた。

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 ケープの下にはゼブラ柄のウエアに身を包んだセレーナは、世界ランク83位の相手に第1セットを先取されるなど苦しみながらも初戦を突破した。

 昨年は黒のキャットスーツを着てローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で物議を醸し、大会後にそのウエアを禁じられていたセレーナは、2019年版のウエアと上着について、「誰もが王者や女王になれるということを覚えていてもらいたかっただけ。とても気に入っている」とすると、「そうね、重たいけれど、それはセレーナ・ウィリアムスでいることも同じ」と語った。

 マーガレット・コート(Margaret Court)氏と肩を並べる歴代1位の四大大会(グランドスラム)通算24回目の優勝を目指しているセレーナはまた、コート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)で記録したこの日の勝利で、キャリア通算800勝目に到達した。

 2002年、2013年、2015年に全仏オープンを制しているセレーナは次戦、3回戦進出を懸けて奈良くるみ(Kurumi Nara)とダリラ・ヤクポビッチ(Dalila Jakupovic、スロベニア)の勝者と対戦する。同日に行われた両者の一戦は1セットオールで日没サスペンデッドとなっている。(c)AFP/Dave JAMES