【5月31日 東方新報】中国・陝西省(Shaanxi)西安市赤十字会医院(Xi'an Honghui Hospital)でこのほど、難易度の高い3Dプリントによる頸椎(けいつい)人工椎間板置換手術に成功した。患者は52歳で、同医院の郝定均(Hao Dingjun)院長が執刀し、何思敏(He Simin)主任医師と主治医の銭立雄(Qian Lixiong)医師らが助手を務めた。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 3Dプリント人工椎間板について、同医院の単楽群(Shan Lequn)主任は「患者の画像などをもとに頸椎の3D映像を再現し、患者に最も適した椎間板をデザインして、3Dプリントで作り上げた」と説明する。

 取材に応じた郝院長は、「人工椎間板置換手術は近年、頸椎椎間板ヘルニアの最新の手術法の一つだ。これまでの手術と比べて頸椎の動く範囲が保たれ、周囲の椎間板退行性病変の発生率が削減し、再手術を避けられることにもなる」と述べている。(c)東方新報/AFPBB News