【5月27日 AFP】(写真追加)ネパールの首都カトマンズで26日、個別に3件の爆発が起き、合わせて4人が死亡し7人が負傷した。警察が明らかにした。

 店の中で起きた爆発で3人が死亡、4人が負傷した。そこから約4キロ離れた民家でも爆発があり、1人が死亡、1人が負傷した。さらにカトマンズ郊外で、オートバイで運搬中の爆発物が爆発し、乗っていた2人が負傷した。

 犯行声明は出されていないが、警察は爆発が起きた民家で見つかったパンフレットから、毛沢東主義派(Maoist)武装勢力の分派が関与した疑いがあるとしている。

 その他の複数の地域でも、治安要員が複数の爆発物を処理した。

 警察の報道官はAFPの取材に対し「われわれはすべての事件を捜査中であり、治安を強化している」と語り、これまでに7人を逮捕したと述べた。

 関与が疑われている毛沢東主義派の分派は、1週間前に警察との衝突で自派の幹部が死亡したことに抗議して、全国ストライキを呼び掛けていた。(c)AFP