【5月23日 AFP】米民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長は22日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が議会の召喚状に応じていないことに関し、これをリチャード・ニクソン(Richard Nixon)元大統領を辞任に追い込んだ「隠蔽(いんぺい)」工作になぞらえ、トランプ氏が「弾劾に値する」罪を犯した可能性があると主張した。

 これに先立ちペロシ氏はロシアとの共謀疑惑および司法妨害疑惑の捜査で隠蔽に関与したとしてトランプ氏を非難。トランプ氏は怒りをあらわにしてこれを否定していた。

 ペロシ氏は首都ワシントンでの民主党のイベントで「大統領がけさ怒りをあらわにしていた理由」について、大統領が司法を妨害し隠蔽に関与したという「事実が公の場で人目にさらされている状態にあるためだと思う」と発言。拍手を浴びる中「これは弾劾に値する罪である可能性がある」と述べた。(c)AFP