【5月22日 AFP】陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は21日、リオデジャネイロ五輪の女子マラソン銀メダリストであるユニス・キルワ(Eunice Kirwa、バーレーン)に対し、反ドーピング規則に違反したとして暫定的な資格停止処分を科したと発表した。

 2016年のリオ五輪でジェミマ・スムゴング(Jemima Sumgong、ケニア)に次ぐ2位に入った35歳のキルワは、赤血球の数を増加させる働きを持つ禁止薬物のエリスロポエチン(EPO)が血液サンプル内で検出されたという。

 一方、金メダリストのスムゴングも今年1月、EPOの使用に関して虚偽の情報を提出し、調査を妨害しようとしたとして、8年の資格停止処分を受けた。

 また、国際陸上競技連盟(IAAF)の独立機関であるAIUは今回、アジア選手権(23rd Asian Athletics Championships)の800メートル女王であるインドのゴマティ・マリムス(Gomathi Marimuthu)にも、薬物検査で禁止薬物に陽性反応を示したとして暫定的な資格停止処分を下している。(c)AFP