【5月21日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は20日、グループステージ第6節が各地で行われ、グループDではアル・サード(Al-Sadd、カタール)がペルセポリスFC(Persepolis FC、イラン)に0-2で敗れた。この結果、アル・サードに所属するMFシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)の輝かしい現役生活はあっけない形で幕を閉じた。

 W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でスペインの優勝に貢献し、FCバルセロナ(FC Barcelona)ではスペイン1部リーグを8度、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を4度制した39歳のシャビは、敵地アザディ・スタジアム(Azadi stadium)のファンから喝采を浴び、試合前にはペルセポリスのフロントから表彰を受けた。

 しかし試合は、すでに敗退が決まっているペルセポリスがパフォーマンスを改善させ、今大会での2勝目をマーク。前週に行われたアミール・カップ(Emir Cup 2019)決勝でアルドゥハイルSC(Al Duhail SC)に1-4で敗れたアル・サードは連敗となり、これが現役ラストゲームになったシャビは複雑な気持ちを抱いたに違いない。

 今大会ですでに16強入りを決めていたアル・サードは、この日のペルセポリス戦に勝利し、カタールで4年にわたりプレーしたシャビを理想的な形で送り出すことを望んでいた。しかし、シャビが代名詞のパスを何本か見せ、終盤には惜しいFKを放った一方、訪れたチャンスを確実にものにしたのはペルセポリスの方だった。(c)AFP