【5月19日 AFP】18-19フランス・リーグ1は18日、第37節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)は2-0でアミアン(Amiens SC)を退けて残留をほぼ決定づけた。一方、今季ホーム最終戦に臨んだパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が今季リーグ戦のゴール数を32得点に伸ばすなどしてディジョン(Dijon FCO)から4-0の大勝を収めた。

 前半にラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)、後半にアレクサンドル・ゴロビン(Aleksandr Golovin)がゴールを決めて勝利したモナコは、勝ち点を36に伸ばし、残り1試合でプレーオフにまわる18位のカーン(SM Caen)に勝ち点3ポイント差をつけた。数字上の可能性はゼロではないが、モナコとカーンの得失点差は7ある。

 PSGは、フランス杯(French Cup 2018-19)決勝でのレッドカードによる3試合の出場停止が明けたエムバペが2ゴールを決め、リーグ戦のゴール数を残り1節で32に伸ばした。リーグ1でフランスの選手がこれだけの得点を積み重ねるのは、1966-67シーズンに31ゴールを決めたサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)のエルベ・レベッリ(Herve Revelli)氏以来となる。

 PSGは開始4分でアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)とエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)がゴールを決めると、この時点で早くも勝負は決し、2位との勝ち点16差を維持した。

 試合後には、花火が打ち上がる中で優勝トロフィーが授与された。世界最高額の選手であるネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は出場停止中のためスタンド観戦だったが、8回目のリーグ優勝を祝う最後のセレモニーではピッチに向かい、スタジアムを1周して本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)のファンにあいさつした。

 一方で大敗したディジョンは、これですでに降格の決まっているギャンガン(En Avant de Guingamp)とともに、自動降格する瀬戸際に追い込まれている。(c)AFP