【5月19日 AFP】18-19スペイン1部リーグは18日、第38節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は2-2でレバンテ(Levante)と引き分けた。

 アトレティコでの最後の試合に臨んだアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)にブーイングが飛ばされた一戦で、チームはこれが同クラブでの最後の得点になるとみられるロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)、そしてセルヒオ・カメージョ(Sergio Camello)の得点で今季最終戦をドローに持ち込んだ。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、グリーズマンに加えディエゴ・ゴディン(Diego Godin)が退団を発表している中で選手の大量流出を否定しているが、ロドリゴやファンフラン(Juan Francisco Torres Belen "Juanfran")、フィリペ・ルイス・カスミルスキ(Filipe Luis Kasmirski)も後を追うのではないかとみられている。

 これがこういった選手たちのアトレティコ最終戦だったとすれば、前節残留を決めたばかりの下位に沈むレバンテとの引き分けは落胆の結果となる。

 レバンテとすればハーフタイムを前に2点をリードし、アンヘル・コレア(Angel Correa)が退場したことで残り約40分間を一人多い状況で戦いながら勝ち点3をつかめなかったことは残念だったかもしれない。

 グリーズマンはアトレティコでの公式戦257試合で133得点を挙げたが、この一戦でゴール数を伸ばせず、成功を収めた5シーズンの最後はほろ苦いものになった。

 ゴディンは前節本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で行われたホーム最終戦で、退団セレモニーをもって送り出されたが、グリーズマンは敵地に訪れたサポーターからやじを飛ばされ、「出ていけ、出ていけ、出ていけ」とのチャントを浴びせられた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT