【5月17日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第2戦、第101回全米プロゴルフ選手権(2019 PGA Championship)は16日、ニューヨーク州ロングアイランド(Long Island)のベスページステートパーク・ブラックコース(Bethpage State Park Black Course)で開幕し、メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は2オーバー「72」の51位タイという苦しいスタートを切った。

 11年ぶりのメジャー優勝を果たした先月の第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)以来となる公式戦に臨んだ世界ランキング6位のウッズは、悪夢のような一日を耐え忍んだ。

 2002年の全米オープン選手権(US Open Championship)を制したベスページで、ウッズは出だしの10番でティーショットをグリーン奥のラフに打ち込み、いきなりダブルボギーをたたいた。その後は15番のバーディーで一つ返すも、パー3の17番でティーショットがバンカーにつかまり、このホールでまたしてもダブルボギーとなった。

 ウッズは「プレーするのが難しいコースだ」「簡単にボギーになってしまい、バーディーを出すのも難しい」と話した。

 1番と2番の連続バーディーで巻き返しに成功したウッズは、続く4番でもカーブのかかった約9メートルのイーグルパットを決め観客を沸かせた。

 しかしウッズは、5番と7番で3メートルに満たないパーパットを外すと、パー3の8番でもこれを失敗し、反撃の望みはくじかれた。

 ウッズは「巻き返していたし、アンダーパーに持っていけた」「ミスを何個か犯し、終盤には悪いパットをいくつかして、それを手放してしまった」と続けた。(c)AFP