【5月16日 AFP】フランス・パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)は今年で竣工(しゅんこう)から130年を迎え、15日夜にはこれを記念した光のショーが行われた。

 高さ324メートル、重さ7300トンのエッフェル塔は1889年に開催されたパリ万国博覧会のために建設され、現在も毎年700万人近くの観光客が訪れている。

 パリ万博閉幕後には解体を求める声も上がったが、たちまちパリ一番のシンボルとなり、今ではフランスで最も観光客が訪れるランドマークとなっている。

 パリ市庁で文化事業を統括するクリストフ・ジラール(Christophe Girard)氏は、ノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)が火災によって尖塔(せんとう)や屋根を失ったことがパリの人々に「歴史的遺産の重要性」を認識させ、建造物が「消滅し、損傷しうるもの」であることに気付かせたと語った。

 カナダから訪れたという観光客は、「エッフェル塔は絶対なくてはならないもの」と語った。(c)AFP