【5月5日 AFP】エジプト考古省は4日、ギザ(Giza)のピラミッド付近にある約4500年前の埋葬地を公開し、古王国時代(Old Kingdom)にさかのぼる木製のひつぎや石灰岩の像を披露した。

 ギザ台地の南東部に位置する現場にはさまざまな時代の墓があるが、同省によると、最古のものは第5王朝(紀元前2500年ごろ)の石灰岩製の家族墓だという。

 今回、墓の竪穴への立ち入りを許可されたAFPカメラマンによると、内部の壁面には文字が記されていたほか、手の込んだ絵柄が描かれた木製のひつぎ、動物や人の像が安置されていた。

 同省によると、この墓には2人のあるじがおり、一人は神官や裁判官など、7つの肩書を持つ人物、もう一人はカフラー(Khafre)王に仕えた高官だという。(c)AFP