【5月5日 AFP】タイの首都バンコクで5日、戴冠したワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王のパレードが行われ、歴史的な行事を一目見ようと集まった群衆の前を、国王を乗せた金色のこしを担ぐ兵士らが練り歩いた。

 3日にわたる、きらびやかな戴冠の儀式の2日目、チャクリ(Chakri)王朝のラマ10世(Rama X)であるワチラロンコン国王は、宝石をちりばめたローブと、羽根飾りの付いた広いつばの帽子を着用。

 国王行列は午後5時(日本時間同7時)、トランペットが鳴り響き、兵士たちの掛け声とともに、21発の礼砲が放たれる中、バンコクの旧市街にある王宮を出発した。

 7キロの道のりを練り歩く行列で市民らは、即位から2年を経て初めて、国王を間近で目にする機会を得た。

 道沿いは、王のシンボルカラーである黄色のTシャツと、36度に達する気温から身を守るために帽子をかぶり、傘を差した市民らで満ちあふれ、多くの人が国王の肖像画を手にしながら、国王万歳と叫んでいた。(c)AFP/Jonathan KLEIN