【5月4日 AFP】(更新、写真追加)タイのワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王(66)が4日、戴冠した。前国王の死去を受けて2016年に即位したが、戴冠式は行われていなかった。

 戴冠の儀式は4日から3日間にわたって行われる。この日、ワチラロンコン国王は宝石をちりばめた金色のローブを身にまとい、重さ7.3キロの王冠を頭に頂いて初の勅命(ちょくめい)を下した。

 3日間にわたる儀式は、縁起が良いとされる午前10時9分(日本時間午後0時9分)に始まり、一般人にとってもタイ王宮を垣間見るめったにない機会となった。

 ワチラロンコン国王は、1782年から続くチャクリ(Chakri)王朝の第10代国王。2016年10月に崇敬されていた父親のプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王が死去したことを受け、同年12月に即位した一方、戴冠式は長い服喪期間を経て日取りが決められた。(c)AFP