イランの米空母撮影映像は「数年前のもの」、米海軍が指摘
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【4月29日 AFP】イランがペルシャ湾(Persian Gulf)を航行する米空母をドローンで撮影したと主張している動画について、米海軍は、「数年前」の映像とみられると指摘した。
イランのタスニム(Tasnim)通信は28日、ウェブサイトで同国の革命防衛隊(Revolutionary Guards)のドローンが撮影したとする動画を公開。その偵察飛行の様子を捉えた画像の一部も公表した。
電子メールでAFPの取材に応じた米中央軍海軍報道官のクロイ・モーガン(Chloe Morgan)大尉は、「(空母)ドワイト・D・アイゼンハワー(USS Dwight D. Eisenhower、CVN69)がペルシャ湾に最後に派遣された数年前の映像とみられる」と指摘した。
タスニム通信は空母の名称や動画の撮影時期には言及していないが、動画では空母に「69」という番号が書かれているのがはっきりと分かる。
3週間ほど前には、米国政府が革命防衛隊の「外国テロ組織」指定を正式発表し、ブラックリストに追加。イランは即座に対抗措置として、米軍部隊を「テロリスト」とみなすと宣言している。(c)AFP