【4月29日 AFP】18-19スペイン1部リーグは28日、第35節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は敵地でラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)に0-1で敗れた。19位に沈むラージョに黒星を喫したレアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は謝罪し、このままでは終われないとコメントした。

 前日にFCバルセロナ(FC Barcelona)がリーグ優勝を決めたのに対し、レアルは今季10敗目を喫し、首位との勝ち点差は18にまで広がった。

 バルセロナに当時12ポイントを離されるなど、ジダン監督はタイトル獲得が絶望的であることを理解した上で指揮官に就任したが、2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に追いつくことは可能と思われていた。しかし、アトレティコに9ポイント差をつけられているのが現状だ。

 ジダン監督は「チームはきょう、何もしなかった」「最初から最後まで同じレベルだった。得点できないときもあるが、きょうの試合ではチャンスすらつくれず、思ったプレーをまったく見せられなかった」と話した。

「怒っていないとおかしい。きょうはパフォーマンスが悪かったから頭にきている。選手だけでなく私にも責任がある。しかし、チームの全員がきょうの内容について謝罪しなければならない」

 ここで今季が終わってほしいか問われたジダン監督は、「ああ。けれどまだ3試合が残されており、違ったものを見せなければならない。このままでは終われない」と答えた。

「私の問題でもある。きょうの采配はまったく奏功しなかった。サッカーという競技や、このクラブが体現するものをリスペクトしなければならない」

 一方、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によってPKを獲得し、アドリアン・エンバルバ(Adrian Embarba)が決めた得点を守り抜いたラージョは、3試合を残して残留圏との勝ち点差を6にした。(c)AFP/Thomas ALLNUTT