【4月28日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2019)は27日、シングルス準決勝が行われ、大会第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)は4-6、6-3、5-7で第7シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に敗れ、通算4度目の大会決勝進出はならなかった。

 2014年、2015年大会を制し、続く2016年大会は決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に屈した錦織は、ブレーク合戦となった最終セットの第12ゲームで再びブレークを許し、メドベージェフとのストローク戦に敗れた。

 雪辱のチャンスを逃した錦織は「彼は非常に攻撃的だったし、さらにクレーで良くなっていた」「接戦だったが、重要な局面で彼が良いプレーをした」と振り返った。

 敗れはしたものの、錦織はマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)とイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2019)を控える中で自身の状態が上向いていることに満足感を示している。

「自分のプレーには満足している。きょうも良いプレーができた」「再びクレーで自信を取り戻せた。今週は良いプレーをすることが重要だった」「今後のビッグトーナメントへ向けてしっかりと準備をしたい」

 一方、全仏オープンテニス(French Open 2019)へ向けた前哨戦として位置づけられるバルセロナ・オープンは今回が初出場のメドベージェフは決勝で、11度の大会優勝を誇る第1シードのナダルを6-4、6-4で破った第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と激突する。(c)AFP