【4月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は17日、準々決勝第2戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は4-1でFCポルト(FC Porto)を下し、2戦合計スコア6-1で4強入りを決めた。

 雨降る敵地エスタディオ・ド・ドラゴン(Estadio do Dragao)でポルトの序盤の攻勢をしのいだリバプールは、26分にこの試合最初のシュートで得点。サディオ・マネ(Sadio Mane)のゴールは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による長めの見直しの末に認められた。

 本拠地アンフィールド(Anfield)での初戦に2-0で勝利して主導権を握っていたリバプールは、これでほぼ試合を決定付けたが、65分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)、77分に途中出場のロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)、84分にビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)がそれそれゴールを決めた。

 ポルトは69分にエデル・ミリトン(Eder Militao)が一矢を報いたが、昨季大会で0-5とリバプールに敗れていたチームにとってはまたしても屈辱の夜となった。

 この結果、リバプールはFCバルセロナ(FC Barcelona)との準決勝が決定。両クラブによる対戦は、06-07シーズンの決勝トーナメント1回戦で、リバプールがアウェーゴールの末に勝利を手にした対戦以来となる。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、この一戦を待ちきれないと語った。

「もちろん、本当に本当にうれしいね」

「(バルセロナ戦を)楽しみにしている。バルセロナとリバプールの相応しい試合は、誰もが興味を持つ素晴らしいものだ」

「2年連続の準決勝は大きな意思表明だ。選手たちのことを本当に誇りに思う」

 同じイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)の4冠達成の可能性がなくなる中、リバプールにはリーグ戦とチャンピオンズリーグの2冠の夢が残されている。

 これで公式戦の連勝を8に伸ばし、無敗記録を17に伸ばしたリバプールだが、バルセロナはポルトよりも格段にタフな相手となる。

 準決勝の第1戦は2週間後となっており、リバプールはリーグ戦のカーディフ・シティ(Cardiff City)とハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)との試合に焦点を戻す。

「今夜準決勝行きを決め、日曜日(21日)はカーディフと対戦する。あすの朝起きたら、バルセロナではなく、そのことが心の中を100パーセントを占めることになる」とクロップ監督は語った。(c)AFP/Andy SCOTT