【4月15日 AFP】18-19イタリア・セリエAは14日、第32節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)はDFカリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)に2ゴールが生まれ、キエーボ・ベローナ(Chievo Verona)に3-1で勝利した。この結果、首位ユベントス(Juventus)の優勝が持ち越しとなった一方で、キエーボの降格が決定した。

 今週行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のアヤックス(Ajax)戦に集中する中、13日のリーグ戦でSPALに1-2で敗れたユベントスは、リーグ戦の8連覇にあと1ポイントと迫っていた。

 この試合で2位ナポリがキエーボに勝利できなければ、ユベントスの優勝は決まり、さらに6試合を残してのリーグ制覇という新記録を樹立する可能性もあった。

 しかしナポリは前半、大型DFクリバリの今季初ゴールで先制すると、後半にもアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)が2点目をマーク。さらにクリバリの追加点でリードを広げたナポリは、首位ユベントスとの勝ち点差を17に縮めた。

 ユベントスのリーグ制覇は、最短で今週末に行われるフィオレンティーナ(Fiorentina)とのホームゲームで決まり、5節を残しての優勝が決定すればこれは最速タイの記録になる。

 他の試合では、インテル(Inter Milan)が20チーム中19位に沈むフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)を3-1で下し、3位の座をキープ。同都市のライバルである4位ACミラン(AC Milan)とのポイント差を5のままにした。

 19分、ラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)のヘディングで先制したインテルは、37分にイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)がPKを決めると、後半アディショナルタイムにはマティアス・ベシーノ(Matias Vecino)が3ゴール目を決めた。

 またフィオレンティーナは、残留争いを強いられているボローニャ(Bologna FC)とホームでスコアレスドロー。リーグ戦では8試合連続未勝利となり、ヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)新監督の初陣を飾ることはできなかった。(c)AFP/Emmeline MOORE