【4月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第1戦、第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)は12日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で2日目が行われ、首位タイグループにはメジャー大会の新旧王者5人が通算7アンダーで並ぶ大混戦となり、それをメジャー通算14勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が1打差で追撃している。

 雨に見舞われた第2ラウンドでは、第147回全英オープン(The 147th Open Championship)覇者のフランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)が5アンダー「67」を記録してトップグループに加わった。

 一方、全米オープン選手権(US Open Championship)2連覇中で全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)の現王者であるブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は、この日1アンダー「71」をマークして首位を維持した。

 2015年の全米プロゴルフ選手権を制しているオーストラリアのジェイソン・デイ(Jason Day)は「67」、同胞で2013年大会覇者のアダム・スコット(Adam Scott)は「68」で2日目のスコアカードにサイン。2010年に全英オープンを制している南アフリカのルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen)は「66」でトップに並んだ。

 マスターズでは通算4度の優勝を誇り、2005年大会以来のタイトル奪還を目指しているウッズも首位グループを猛追。この日は6バーディーを奪って4アンダー「68」の好スコアをたたき出し、元全米オープン王者のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)、ジャスティン・ハーディング(Justin Harding、南アフリカ)、ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)と共に通算6アンダーで6位タイに並んだ。

 ウッズは林の中を抜く息をのむようなリカバリーショットを見せた14番でバーディーを奪うと、15番でも30フィート(約9メートル)のバーディーパットに成功。しかし、17番で7フィート(約2メートル)のバーディートライに失敗した後、18番でも14フィート(約4メートル)の距離を沈められず、トップグループに加わることはできなかった。

 前半の36ホールを終えてトップに5人が並ぶのはマスターズ史上最多記録となった。1973年と2017年大会では4人が首位に並んで決勝ラウンドに進出し、いずれもこの中から優勝者が出た。(c)AFP