【4月12日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のアリエン・ロッベン(Arjen Robben)は、今夏の退団を前にけがからの復帰に苦しむ中、再び同クラブでプレーできるのかと不安を抱えている。

 35歳のロッベンは契約が満了となる今季終了後にバイエルンでの輝かしい10年間に終止符を打つ予定で、望ましい形でチームを離れられるようシーズン内の復帰を目指している。

 しかしロッベンは11日、バイエルンでもう一度公式戦に出場するという望みは薄れつつあると認めた。

 ロッベンはスカイ・ドイツ(Sky Germany)に対し、「悩みを抱えている。今季もう一度バイエルンでプレーできるかどうか分からない」と話した。

 ロッベンは、5-1でベンフィカ(Benfica)に勝利した昨年11月の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)を最後にバイエルンでのプレーから遠ざかっている。

 当初、大腿(だいたい)部を負傷していたロッベンは今年1月に復帰できる見通しとなっていたが、その後さらなる問題がふくらはぎに見つかり、離脱が続いていた。

 ロッベンは2月、ウイルスに感染した2本の歯を抜いており、報道によればそれがけがの根源だったことが判明したという。

 ロッベンは同メディアに「問題が何なのか分からないのはいら立たしい」とコメントした。

 ロッベンの去就は不明なままだが、故郷のチームであるオランダ・エールディビジのフローニンゲン(FC Groningen)への復帰や、米メジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFC(Toronto FC)への移籍がうわさされている。

 ロッベンは「もちろんいくつか話はあるが、今はただ、チームの練習に長期間参加できるようにしたい」と続けた。(c)AFP