【4月4日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2018-19)は3日、準々決勝が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のゴールが決勝点となり、2部ハイデンハイム(1. FC Heidenheim)との接戦を5-4で制した。

 早々に退場者を出し10人になったバイエルンは1-2のビハインドで前半を折り返すと、後半には3ゴールを挙げ2点のリードを手にした。

 その後はハイデンハイムの反撃に遭いスコアが4-4になるも、レワンドフスキが終盤に決勝点をマークしバイエルンを4強に導いた。

 バイエルンのトーマス・ミュラー(Thomas Muller)はスカイ・ドイツ(Sky Germany)に対し、「この試合をどう考えたらいいのかよく分からない」とコメントした。「素晴らしい出だしを切った後は、違った形で試合を進むべきだった。特にレッドカードが出た後は良いプレーができず、すべてがあまり良くなかった」

 12分、CKからレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)がヘディングシュートを決め先制に成功したバイエルンだったが、その数分後にはニクラス・ズーレ(Niklas Suele)が退場となり、10人での戦いを強いられることになった。

 相手選手にタックルしたズーレには当初イエローカードが出されていたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果、主審は決定的な得点の機会を阻止したと判断しレッドカードを提示した。

 バイエルンは、一人多くなったことで勢いを得たハイデンハイムにチャンスをつくられ、前半のうちに2ゴールを許し1-2と逆転された。

 後半、バイエルンはミュラーとレワンドフスキ、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)にゴールが生まれリードを2点に広げるも、ロベルト・グラッツェル(Robert Glatzel)に3分間で2点を決められスコアは4-4に。

 しかし84分、バイエルンが相手のハンドによってPKを獲得するとレワンドフスキがこれを決め、ハイデンハイムとしては失望の結果に終わった。

 また他の試合では、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)がミロット・ラシツァ(Milot Rashica)とデイヴィ・クラーセン(Davy Klaassen)の得点でシャルケ04(Schalke04)を2-0で下し、準決勝に駒を進めた。(c)AFP