【4月2日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは1日、第32節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に2-0で勝利し、3位に浮上した。

 ホームのアーセナルはアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)のゴールで前半に先制すると、試合終了前にはアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が追加点をマーク。ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督の下で見事な進化を続けている。

 7試合を残した状態で4位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と5位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を2ポイント上回ったアーセナルは、4位以内でシーズンを終えて欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の出場権を獲得する可能性が高まった。

 アーセナルがプレミアリーグで3位につけるのは2017年2月以来であり、エメリ監督が昨シーズンの終了後に就任してから見せている成長ぶりを印象づけた。

 ラムジーにとってはこれが今季の公式戦5ゴール目で、シーズン終了後にイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)と大型契約を結ぶことに合意してからでは2点目。ラムジーはエメリ監督の長期的な構想に入っていないが、アーセナルはリーグ戦で1997-1998シーズン以来となるホームゲーム10連勝を達成しており、未来はいまだ明るいようにみえる。

 アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)前監督のラストシーズンになった昨季、アーセナルは勝ち点63をマークしたが、エメリ監督が率いる今季は7試合を残してすでにそのポイントに並んだ。アーセナルのファンが「トッテナム、見ているか?」というチャントを歌ってノースロンドンのライバルを冷やかし、この大きな勝利を祝ったのも不思議ではなかった。

 エメリ監督は「新しい歴史だ。われわれは自分たちの道をつくっている。チームの目標はとても明確だ」と話した。

「われわれはここで素晴らしい雰囲気をつくりだした。チームはうまくいっており、選手たちのメンタリティーも良い」「われわれは改善し進歩しているが、それが難しいことであるのも理解している。トッテナムやチェルシー(Chelsea)、ユナイテッドも勝利を重ねるだろうからね」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS