【3月31日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のクリスタプス・ポルジンギス(Kristaps Porzingis)が、レイプの疑いで捜査対象になっていることが分かった。米紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)が30日に報じた。

 同紙が匿名の捜査関係筋の言葉として報じたところによれば、ポルジンギスの自宅近くに住む女性が前週、2018年2月に同選手に乱暴されたと告発した。すぐに訴え出なかったのは、口止め料として6万8000ドル(約750万円)を受け取る話し合いを進めていたからとのことで、発生から13か月がたっているが、女性の言葉は「信ぴょう性がある」と見なされているという。

 この報道の直後、ポルジンギスの弁護人は米スポーツ専門チャンネルESPNに対してコメント文を送り、告発の理由を否定した。

「ポルジンギス氏を相手取った告発が29日に行われたことは把握していますが、疑惑を全面的に否定します」「われわれは2018年12月20日、告発者の過大な要求に基づいて連邦の法執行機関へ正式に届け出ています」「NBAにも数か月前に通達しており、告発者に対する捜査が現在も続いていることはリーグ側も把握しています」

 マーベリックスのマーク・キューバン(Mark Cuban)オーナーはニューヨーク・ポストに対してメールで回答し、チームとして容疑については把握していると述べつつ「連邦当局からコメントしないよう指示を受けている」と話した。

 同紙によれば、告発した女性は昨年2月7日に隣人のポルジンギスの自宅アパートに招かれ、部屋に入ったところで押さえつけられて乱暴されたという。

 ポルジンギスはラトビア出身の23歳。この数時間前に、当時プレーしていたニューヨーク・ニックス(New York Knicks)で膝の靱帯(じんたい)を断裂する大けがをしていた。その後はニックスでプレーすることなく、今年1月31日にトレードでマブスに加入。現在もリハビリ生活が続いており、まだ新天地デビューは飾っていない。(c)AFP