【3月29日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で28日、人通りの多い大通りで自動車爆弾が爆発し、付近のレストランが爆破されて少なくとも15人が死亡した。医療関係者が明らかにした。

 事件は、沿岸都市モガディシオ市内の商店や旅行客でにぎわう地区にあるマカ・アル・ムカラマ(Maka al Mukarama)通りで、人々が昼食をとっている時間帯に発生した。治安当局や目撃者によると、現場では煙が空高く立ち上り、地面には遺体が散乱した。

 同国で活動する国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)が、インターネット上で犯行声明を出した。

 モガディシオではアルシャバーブによる襲撃事件が相次いでおり、最近にも一連の爆破事件に見舞われたばかり。23日にはアルシャバーブの武装集団が政府省庁の入る複合施設を襲い、副労働相を含む11人を殺害。今週には自動車爆弾や路上爆弾による爆破事件が3度発生し、少なくとも4人が死亡している。(c)AFP