【3月28日 AFP】フランス大統領府は27日、閣僚と閣外相合わせて3人が辞職したことを発表した。3人はそれぞれ、来たる欧州議会選挙とパリ市長選挙への出馬準備を進めている。

 これにより、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領率いる中道政権が2017年に発足して以降、政権を去った閣僚・閣外相は10人に達した。

 大統領府によると、辞職したのは欧州問題担当相のナタリー・ロワゾー(Nathalie Loiseau)氏、首相付き閣外相で政府報道官のバンジャマン・グリボー(Benjamin Griveaux)氏、デジタル担当閣外相のムニール・マジュビ(Mounir Mahjoubi)氏。

 ロワゾ―氏は、マクロン大統領率いる仏与党・共和国前進(REM)が5月の欧州議会選に向けて作成した候補者名簿の筆頭。また、グリボー、マジュビ両氏は、2020年のパリ市長選への出馬を計画している。

 大統領府からは、3氏の後任候補を示唆する情報は出ていない。後任は次回閣議が行われる4月1日までに発表される見通し。(c)AFP