【3月27日 AFP】(更新)テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2019)は26日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が6-1、5-7、3-6で第22シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)にまさかの逆転負けを喫し、ベスト8入りを逃した。

 ジョコビッチは第2セット終盤の雨による短い中断が明けた後、ゲームカウント5-5のタイに持ち込んで次のゲームでもブレークポイントを握った。

 しかしバウティスタ・アグトもそこから粘りを見せてこのセットをもぎ取ると、そのまま2時間29分で勝利を収めた。バウティスタ・アグトがジョコビッチから3セットで勝利を収めるのは、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2019)に続き今季2回目。同大会では優勝を果たした。

 1月には全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)を制し、四大大会(グランドスラム)通算15勝目を挙げたジョコビッチだが、これで最多7回目のマイアミ・オープン優勝はお預けとなり、3回戦で敗退したBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)と合わせて、3月の米国でのハードコート大会連戦は消化不良に終わった。

 王者ジョコビッチを破った世界ランキング25位のバウティスタ・アグトは次戦、第19シードのカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)に7-6(7-5)、7-6(7-3)で勝利した第7シードの前年覇者ジョン・イズナー(John Isner、米国)と対戦する。

 その他の試合では、予選から勝ち上がってきた18歳のフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)が7-6(7-4)、6-4で第17シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)に勝利した。

 次週発表の世界ランキングで2000年代生まれの選手として初のトップ50入りを果たす見込みとなっているオジェ・アリアシムは準々決勝で、第27シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)を4-6、6-3、6-2で倒した第11シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)と顔を合わせる。(c)AFP