ブラジルがチェコに逆転勝利、途中出場ジェズスが2G 国際親善試合
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【3月27日 AFP】サッカー国際親善試合が26日、各地で行われ、途中出場のガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が終盤に2ゴールを挙げたブラジルはチェコに3-1で逆転勝利した。
チェコは37分、ブラジル選手の間を抜けてきたボールを拾ったMFダビド・パベルカ(David Pavelka)が強烈なシュートを突き刺し、先制に成功した。
しかし49分、ペナルティーエリア内でチェコ選手のパスミスをマイボールにしたロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)がゴールを決め、ブラジルが同点に追いついた。
すると83分、ダニーロ(Danilo Luiz da Silva)からの素晴らしいパスに反応したダビド・ネレス(David Neres)が左サイドを駆け上がってクロスを送ると、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するジェズスがこれを流し込み、ブラジルが逆転した。
ブラジルは90分にもペナルティーエリア内で冷静にパスをつなぎ、最後はジェズスが自身のシュートの跳ね返りを押し込んだ。
ブラジルを率いるチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督は「ジェズスにはとても満足している。後半に入って彼にチャンスを与えて良かった」と話し、攻撃を活性化させるために72分から投入したFWを称賛した。
両チームは複雑な気持ちでこの試合に臨んだ。
チェコは22日に行われた欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選でイングランドに0-5で大敗し、近年では最も点差の開いた黒星を喫した。
一方、6月14日に自国で開幕するコパ・アメリカ(2019 Copa America)に向けて準備を進めているブラジルは、23日に行われたパナマとの親善試合を1-1で引き分けていた。
チッチ監督は「われわれは今回の2試合でもちろんすべての選手のプレーをチェックするつもりだが、コパ・アメリカに向けた最後のメンバー選考まではまだ時間がある」とコメントしている。 (c)AFP/Jan FLEMR