【3月27日 東方新報】中・伊両国政府は23日、「『一帯一路(Belt and Road)』構築の共同推進に関する覚書」にイタリア・ローマで調印し、習近平(Xi Jinping)国家主席とイタリアのコンテ(Giuseppe Conte)首相が調印式に立ち会った。これをもってイタリアは先進7か国(G7)首脳会議(サミット)で初めて中国と関連文書に調印した国となった。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 2013年に習主席が初めて「一帯一路」構想を提唱して以来、中国と「一帯一路」構想の共同構築に関する文書に調印した国や国際機関は150を超えている。習主席のイタリア訪問前から、両国による「一帯一路」共同構築に関する話題は注目の的となっていた。

 現在、中国はイタリアのアジアにおける最大の貿易パートナーであり、イタリアは中国の欧州連合(EU)における5番目の貿易パートナーでもあり、5番目の直接投資国にもなっている。今回、両国が「一帯一路」共同構築に関する文書に調印したことによって、中伊の実務的協力により大きな可能性がもたらされることになる。(c)東方新報/AFPBB News