史上初の女性のみのISS船外活動、合う宇宙服なく断念へ
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【3月26日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は25日、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)で実施予定だった史上初の女性宇宙飛行士のみで行う船外活動について、サイズが合う宇宙服がないため断念すると発表した。
当初はクリスティーナ・コック(Christina Koch)飛行士とアン・マクレーン(Anne McClain)飛行士が29日に船外活動を実施する予定だったが、マクレーン氏の代わりにニック・ヘイグ(Nick Hague)飛行士が参加することになったという。
コック氏とマクレーン氏による船外活動が実現していれば、女性飛行士だけで行われる史上初の宇宙遊泳だった。
先週、マクレーン氏はヘイグ氏と船外活動を行ったが、その際、上半身の宇宙服がMサイズの方が合っていると感じたという。NASAによるとMサイズは29日までに1着しか用意できず、それはコック氏が着用予定だという。
米テキサス州ヒューストン(Houston)郊外にあるジョンソン宇宙センター(Johnson Space Center)のブランディ・ディーン(Brandi Dean)広報担当によると、重力の少ない環境における生活が体にもたらす変化に合わせ、宇宙服のサイズの変更が必要になる場合もあるという。(c)AFP