【3月22日 AFP】サッカー親善大会の中国杯(2019 China Cup)は21日、準決勝が行われ、開催国の中国はタイに0-1で敗れ、初采配となったファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督はさらなる批判を浴びることになった。

 カンナヴァーロ監督は代表指揮官として不吉なスタートを切り、中国はこの試合に敗れたことで決勝に進むことができなくなった。

 4000人強の観客が集まった中国南部・南寧(Nanning)での試合は33分、「タイのメッシ」として知られるチャナティップ・ソングラシン(Chanathip Songkrasin)がゴールを決めた。

 タイは後半、GK顔駿凌(Junling Yan)の好セーブにはばまれてリードを広げられなかったが、中国も同点に追い付くためのいくつかのチャンスを逃した。

 先週発表されたカンナヴァーロ監督の就任には批判の声が上がり、怒りの反応すらあった。

 中国サッカー協会(CFA)は、中国スーパーリーグ(1部)に所属する広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)との兼任になる同指揮官を、正式な監督か暫定監督かのどちらとして迎えるかをいまだ明らかにしていない。

 中国の前監督であるマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)氏をアドバイザー役に留めた状態でカンナヴァーロ監督を指揮官に任命するという決定は、中国メディアの間では大方予測されていたものだった。

 しかし懐疑派の人たちは、カンナヴァーロ監督は代表を率いるのにふさわしいということをこれまでほとんど証明してこなかったと口にした。

 カンナヴァーロ監督が初めて広州恒大を通年率いることになった昨シーズン、チームは7年にわたって守り続けていたリーグタイトルを明け渡した。同監督は以前にも広州恒大の指揮官を7か月務めたが、2014年に解任。2016年には中国2部リーグに所属していた天津権健(Tianjin Quanjian FC)を昇格させると、翌年には1部リーグの3位に導いた。

 カンナヴァーロ監督が次の試合以降も指揮を執ることになれば、9月に始まるW杯カタール大会(2022 World Cup)の予選に向けて強化を進めることになる。

 中国がW杯に出場したのは2002年の日韓大会の一度だけだが、この時チームは勝ち点を挙げることはおろかゴールを決めることさえできなかった。

 中国杯には4か国が参加しており、もう一方のカードでは22日にウズベキスタンとウルグアイが対戦する。この一戦の勝者は25日の決勝でタイと顔を合わせ、敗れたチームは3位決定戦で中国とぶつかる。(c)AFP