【5月10日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の広州恒大(Guangzhou Evergrande)は9日、試合中に別の選手の名前と背番号の上に黄色いテープを貼ったユニホームを張琳ペン(Zhang Linpeng、チャン・リンペン)に着させて「クラブのブランドを傷つけた」として、スタッフ5人を減給処分にしたと発表した。

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 8日に行われた天津権健(Tianjin Quanjian FC)とのAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2018)決勝トーナメント1回戦第1戦で、張はユニフォームに血が付着していたため着替えるように指示を受けた。

 広州恒大のスタッフは張の背番号「5」のユニホームをすぐには見つけることができなかったため、控え選手の張文釗(Zhang Wenzhao)の背番号「15」のユニホームの「1」の部分と名前に黄色いテープを貼って対応した。広州恒大はこの日、アウェー用の黄色のユニフォームを着用していた。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からの関心がうわさされたこともある29歳のDF張は、その後間も無く自身のユニフォームに着替えたが、クラブは緊急の対応に「責任感の欠如」があったとし、ゼネラルマネジャー(GM)のガオ・ハン(Gao Han)氏を含む5人のスタッフはその対価を支払うことになった。

 イタリア代表としてW杯(World Cup)を制したファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏が指揮を執る広州は「チームのキット管理者は重大なミスを犯し、クラブのブランドを著しく傷つけた」としているが、減給額は明らかにしていない。

 天津のFWアントニー・モデスト(Anthony Modeste)とアレシャンドレ・パト(Alexandre Pato)を抑えて敵地で0-0で引き分けた広州は、15日にホームでの第2戦を控える。(c)AFP