【3月19日 AFP】米ボーイング(Boeing)のデニス・マレンバーグ(Dennis Muilenburg)最高経営責任者(CEO)は18日、同社737MAX8型機の墜落事故を受けてビデオメッセージを発表し、「ボーイングの中核は安全性だ」と強調した。

 マレンバーグCEOはまた、「自社機での旅を安全で信頼あるものにすることは変わらぬ価値であり、すべての人に対するわれわれの明白な責務である」と述べた。

 昨年10月にインドネシア・ライオン航空(Lion Air)の737MAX型機が墜落して189人が死亡、さらに今月10日にはエチオピア航空(Ethiopian Airlines)同型機の墜落により157人が死亡し、ボーイングがライオン航空機墜落後に同機に搭載されていた失速防止システム「MCAS」の問題に気付いていながら対応が後手に回っていたのではないのかとの疑惑が高まっている。

 マレンバーグ氏はビデオメッセージで、「ライオン航空610便の事故後に見つかった懸念に対応すべく、ソフトウエアの更新とパイロットの訓練に関する措置を発表する予定だ」と明らかにした。(c)AFP