【3月14日 CNS】中国・四川省(Sichuan)西昌(Xichang)衛星発射センターで10日午前0時28分、長征三号乙型運搬ロケットが発射されて「中星6C衛星」を予定軌道へ乗せ、打ち上げは成功した。

「中星6C衛星」は、中国衛星通信集団(China Satcom Group)が保有する放送・通信用の静止衛星で、高品質の音声、データ、テレビ放送などの伝送サービスを提供する。衛星の位置は東経130度、設計寿命は15年だ。

 今回打ち上げられた「中星6C衛星」(ChinaSat 6C)は「東方紅4号」衛星プラットフォーム(DFH-4 Bus)を採用し、主にCバンドのテレビ番組放送の伝送サービスを行う予定だ。中星6A、中星6B、中星9号と中星9Aに続く、中国のテレビ放送とデータ伝送の需要を満たせる高品質な衛星だ。

「中星6C衛星」と、打ち上げに用いられた長征三号乙型運搬ロケットは中国航天科技集団(China Aerospace Science and Technology CorporationCASC)が開発・製造・打ち上げを担当し、観測と制御は中国衛星発射観測制御系統部が担当している。長征シリーズ運搬ロケットの打ち上げは、今回で300回目。(c)CNS/JCM/AFPBB News