【3月14日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)は13日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が共に快勝を収め、注目の直接対決が実現する可能性がある準決勝に近づいた。

 世界ランキング2位のナダルは、予選勝者のフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic、セルビア)を6-3、6-4で一蹴して準々決勝進出。一方、歴代最多となる6度目の大会制覇を目指すフェデラーは、第22シードのカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)に6-1、6-4で圧勝。試合時間はわずか64分だった。

 強風の中で行われたディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)との3回戦では、6-3、6-1というスコア以上に出来は良くなかったと話していたが、この日は世界113位のクライノビッチを相手に両セットとも序盤でブレークに成功すると、自身のサービスゲームでは一度しかブレークピンチを迎えなかった。

 3度の優勝経験を誇るBNPパリバ・オープンで3年ぶりのベスト8入りを果たしたナダルは次戦、第8シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)に6-4、7-6(7-1)で勝利した第12シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)と対戦する。

 一方、キャリア通算100勝目を獲得したばかりのフェデラーはこの日、エドモンドに対して1時間足らずで勝利を手にするかに思われたが、サービングフォーザマッチでは3度のブレークポイントから挽回することになった。

 それでも、最初に訪れたマッチポイントで試合を終わらせたフェデラーは「正直に言って緊張はあった」「試合を通して、かなり簡単にサービスをキープできていたが、最後のゲームではカイルが攻めてきて、素晴らしいプレーをした」と振り返った。

 次戦は、第24シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)に7-6(7-3)、2-6、6-3でフルセット勝ちした世界67位のホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と顔を合わせる。

 同日に行われた試合では、第7シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が6-4、6-3で40歳の大ベテラン、イボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)を退けた。

 準々決勝では、前日の3回戦で世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を撃破したフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)に6-0、6-2で圧勝した第18シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)と対戦する。(c)AFP/Rebecca BRYAN