【3月12日 AFP】7日から大規模停電が続いているベネズエラで、人工透析を受けられなくなり死亡した重度の腎不全患者が、8日までの2日間で15人に上ったことが分かった。医療人権団体CODEVIDAが9日、明らかにした。

 同団体のフランシスコ・バレンシア(Francisco Valencia)氏は、9日には国内にある人工透析装置の100%が停電で使用不能になると恐れがあるとの見通しを示し、全国で1万200人以上いる人工透析を受けている人にとって「危機的な状況だ」と述べた。

 映像は、停電の影響を受けた首都カラカスの病院と、同病院で治療を受けている透析患者。10日撮影。(c)AFP