【3月10日 AFP】英国のクレア・ペリー(Claire Perry)エネルギー・クリーン成長担当相は7日、2030年までに国内で使用する電力の3分の1を洋上風力発電で賄う計画を明らかにした。

 現在英国の電力で洋上風力発電が占める割合は約7%。英政府は海に囲まれた地理的条件を活用するため、民間と協力して家庭や企業に供給する再生可能エネルギーを増やす考え。

 英政府は、2030年までに英国の電力の70%が低炭素エネルギー由来になると予測しており、英国史上初めて再生可能エネルギー由来の電力が化石燃料由来の電力を上回ると予測。

 今後も洋上風力発電はかつて漁村や漁港として栄えた沿岸地域を活性化するとして、7000マイル(約1万1000キロ)に上る英国の海岸線がもたらすチャンスをつかみたいとしている。(c)AFP