【3月11日 AFP】(写真追加)南米ベネズエラの野党指導者、フアン・グアイド(Juan Guaido)国会議長は10日、「国家警戒態勢」を宣言するよう国会に要請し、全国的に発生した壊滅的な停電に対応する国際支援物資の移送を許可するよう求める意向を明らかにした。

 グアイド氏は記者団に対し、国会は11日に緊急に招集される予定だと明らかにした。

 7日夜に始まった大規模な停電で、重度の腎臓病を患っていた患者少なくとも15人が死亡したと報道されている。病院は救急処置を施すことができず、多くの国民は供給された食品が腐る恐れに神経をとがらせている。

 ベネズエラの保健省は、停電によって公立病院で死者が出たという報道を否定。しかし停電が続くなか11日も学校や職場の閉鎖が続くと発表した。(c)AFP/Maria Isabel SANCHEZ