【3月10日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)は9日、女子シングルス2回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算7勝を誇るヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が大会第3シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に4-6、7-5、6-4で逆転勝ちし、3回戦進出を決めた。

 1セットダウンとなり、第2セットでも2ブレークダウンとなったところから巻き返したヴィーナスは試合後、「とにかくファイトして全力を尽くそうとした。じっくりと好機を待ち、ときには自分でチャンスをつくった」と振り返った。

 現在世界ランキング36位につけるヴィーナスは次戦、第30シードのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)を6-4、3-6、6-4で破った同胞のクリスティーナ・マクヘイル(Christina McHale)と顔を合わせる。

 一方、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)ファイナリストのクビトバは、最終セットで先にブレークして4-3とリードを奪い、一時は試合を掌握したかに思われた。

 しかし、ヴィーナスにすぐさまブレークバックを許すと、再び迎えた自身のサービスゲームでは一時40-15とリードしながらダブルフォールトを犯してジュースに並ばれた。そして、アンラッキーなコードボールでマッチポイントを握られると、最後は自分のショットがアウトとなり、2時間27分の激闘の末に敗れた。

 同日の試合では、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が出だしでつまずきながらも、予選勝者の土居美咲(Misaki Doi)を6-7(4-7)、6-1、6-1で退けた。

 プリスコバは次戦、ベルギーのイザリン・ボナボントゥー(Ysaline Bonaventure)と対戦する。予選から勝ち上がってきたボナボントゥーは、同日に行われた試合で第28シードのドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)を1-6、7-6(7-5)、6-4で破った。

 第8シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は6-0、6-2でユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)に快勝し、難なく3回戦へ駒を進めている。(c)AFP