【3月9日 AFP】インド西部ラジャスタン(Rajasthan)州で8日、同国の空軍機がパキスタン国境に近い砂漠に墜落した。インド空軍が明らかにした。敵機との空中戦ではなく、鳥が機体に衝突したことが原因とみられており、パイロットは無事に脱出した。

 墜落したのはロシア製の老朽化したミグ21(MiG21)。事故が起きた際、同機は通常任務に就いていた。インド空軍は「現時点での調査結果では、離陸後に鳥がぶつかったことが事故の原因とみられる」と発表している。

 核保有国のインドとパキスタンが領有権をめぐって激しく争うカシミール(Kashmir)地方では先月、両国軍が砲撃戦や空中戦を交わすなど、緊張が高まっていた。(c)AFP