【3月9日 AFP】女子テニス協会(WTA)のスティーブ・サイモン(Steve Simon)最高経営責任者(CEO)は8日、世界ランク1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)について、一気に頂点に上り詰めて世界の注目を集めたことによる試練を乗り越えられると擁護した。

 昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)と今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)を制した21歳の大坂は、スポットライトを浴びるようになったことにもがいている。

 さらに、コーチと決別した直後のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)ではクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)にまさかの1回戦敗退を喫し、会見では涙ながらに「人々が私に注目している、それは好意的な見方じゃない」と訴えていた。

 サイモンCEOは大坂について、「特に若いうちはそうした感情や、寄せられる期待と重圧に折り合いをつけなければならないのは自然のこと」とすると、「しかし、ナオミはとても強い人間であることは間違いない。彼女にはそれを乗り越える資質と忍耐力があり、これから先に進むにつれてもっと気楽になれると思う」と述べた。(c)AFP