【3月8日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は7日、ワクチンに関する誤った情報の拡散を阻止するための対策を発表した。

 米国では子どもに予防接種を受けさせない親が増えたことが原因で、はしかが流行しており、ワクチンについて誤った情報を拡散させないよう、フェイスブックに対応を求める声が高まっていた。

 さらに予防接種は健康面や発達面で問題を引き起こすとのうわさから反ワクチン運動が起こり、予防可能な病気の発症数が増加していると米議員たちは問題視している。

 フェイスブックはこのような問題の対策として、ワクチンについて誤った情報を拡散しているグループやページを表示しにくくし、検索結果などから誤解を招くようなコンテンツを排除すると表明。

 さらにワクチンに関する誤った情報を含んでいると判断した広告は掲載を拒否し、ワクチン情報に関するフェイスブックの規約に違反し続けるアカウントは停止するという。

 また、ワクチン論争へのユーザーの興味に基づいたターゲティング広告は今後認めず、誤った情報を見つけたユーザーには教材となるものを示すとしている。(c)AFP