【3月14日 東方新報】「大型プロジェクトで北京の発展を体験」をテーマとする北京大興国際空港(Beijing Daxing International Airport)ターミナル建設工事現場の取材ツアーがこのほど、北京市大興区で実施された。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 AP通信(Associated Press)、AFP通信、CNNBBCなど海外メディアの記者らは北京大興国際空港のプロモーションビデオを視聴するなど、北京都市建設グループ新空港建設副総指揮を務めるメイン・ターミナル・プロジェクトマネージャーの李建華(Li Jianhua)氏による説明のもと、新空港の建設計画と建設状況を視察した。

 大興国際空港は、北京市の中軸線の南端、北京・天津(Tianjin)・河北(Hebei)地域圏の中心部に位置し、河北省雄安新区(Xiongan New Area)と北京副都心をつなぐ中間地点にある。落成後は中国の総合的な交通発展や北京・天津・河北地域の協同発展の促進につながることが期待されている。

 現在、同プロジェクトを取り仕切る李氏は約3200人の従業員と共に、6月30日を期限とする完工目標に向けて、ターミナルの建設に全力で取り組んでいる。

 大興国際空港と首都国際空港の今後の役割分担について、李氏は「北京大興国際空港が中国東方航空(China Eastern Airlines)や中国南方航空(China Southern Airlines)などの航空会社を集めて国内線と国際線のネットワークの完備を図るにの対し、従来の北京首都国際空港(Beijing Capital International Airport)は中国国際航空(Air China)などのスターアライアンス加盟各社の利用が中心となる」と説明した。(c)東方新報/AFPBB News